平成29年5月8日
北ノ王踏査 まとめ
えんがぁるジオ倶楽部
(映像資料はフェイスブックに)
1 実施日時 平成29年4月28日(金)現地10:15-12:00 13:00-14:00
天候 晴れ
2 参加者 NPO法人えんがぁるジオ倶楽部 賛助会員 7名
理事 4名
計11名
3 報告内容
標高 ノースキング 180m
コンクリート階段上 255m
坑口跡の一つ 325m
今回登った一番上 355m
生田原365ロ林班、い林班への入林路について
雨水の流れによる浸食で通常の車両では、遺構取り付き地点までは徒歩移動となる。(トラクターの轍あり)
昨年度の調査対象となった建造物周辺には、調査時の木標が立っており、認識しやすい。ただし、立木の成長に伴い建造物のイメージ化には邪魔な存在である。また、笹が茂っているところもあり、すでにダニが発生している。
熊については、協力団体からは報告されていない。鹿の存在はフンによって確かめられた。
今回、時間内で登った最高点355mの平坦地では、北側に人為的に積まれた岩壁があった。一方南側では、捨て落としたように岩が積まれていた。この2点の違いは、そこを歩くことによっても確かめられた。
355m地点より下ると、小さな谷状態のところが下に見えたが、大賀先生の推測で、過去の坑道が陥没したものと思われる。坑口とみられる左右の壁は、「野面積み」によって1m強の壁に積み上げられている。
その坑口からの排水路と考えられる石樋や1mほどの深さの排水升があった。
南方向に「貯水槽」が確認できる。(資料⑥ 写真)
4 3に対する提言
について(略)
について
今後の活動を安全かつ円滑に進めるためには、道路の整備が必要となる。そのためにかかる費用及び関係業者について検討する。
について
調査活動が円滑に進められるための視点と遺構保護保全の視点を踏まえ、笹の刈払いおよび樹木の剪定、伐木をする。
について
今後も情報を確かめつつ、「熊はいる」という前提のもと、安全対策を講じる。
について
更に上部や、北側を実地に見ておきたい。
⑦について
専門家の調査のもと、保全と整備について考える。
⑧について
当時の利用価値について、専門家の調査考察を期待したい。
5 その他の提言
①ストーリー性のあるジオツアーのプランニングに向けて
北ノ王鉱山の開発にあたり、金発見のエピソードから砂金採取、鉱山施設でのそれぞれの作業工程など、現地でのツアープランを支えるストーリーを作っていく。また、実際に砂金採取できる所も設定し、参加者へのアクティブプランを提案できるようにする
6 財源
刈払いに関しては、ジオパーク推進協議会の委嘱事業として取り組める。その他の整備補修の財源については、町と交渉する。
7 今後の予定
刈払いの実施予定日を 6月12日(月)とする。