平成29年4月19日
山彦の滝踏査(2回目)についての実施案
えんがぁるジオ倶楽部
丸瀬布昆虫同好会(e水プロジェクト)
1 目的 夏季見学期間の安全性を確保するため、実地踏査を通して、整備計画策定の資料収集をする。
2 日時 4月22日(金) AM10時~12時
3 場所 丸瀬布武利 山彦の滝とその周辺
4 方法 ①現況記録(映像)
②現場にて改善か今後改善かの検討
③現場にて改善できることを実施し、事後記録
5 集合 AM10時 丸瀬布昆虫生態館前
6 持ち物 (分担) カメラ ファストエイドキット
7 事後 ①踏査報告書作成
②関係機関への上申
備考 踏査後、山彦の湯での昼食 (えんがぁるジオ倶楽部 糧食規程)
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平成29年4月25日
山彦の滝 踏査(2回目)のまとめ
えんがぁるジオ倶楽部
丸瀬布昆虫同好会(e水プロジェクト)
1 実施日時 平成29年4月22日(金)現地10:15-12:00
天候 雪
2 参加者 NPO法人えんがぁるジオ倶楽部 賛助会員 7名
理事 3名
NPO法人丸瀬布昆虫同好会 2名 計12名
3 報告内容
①滝への取り付き路にある稲荷ついて
ア 鳥居の柱。ピケパイプにより固定されるも、根元は腐食が少し見られる。塗料の赤ペンキが所々はがれている。
イ 岩の上に取り付くための木造階段の1段目が破損。
②滝周辺の安全について
滝の右崖に最上部に1本と5メートルほど下に1本の倒木が横たわっている。(1回目にも確認)
③滝下部について
裏側部分に、1メートル以下の高さで屏風のように氷壁が残っている。水量は、雪解けの影響で多い。
奥の祠が散乱し、木製すのこが破損している。
④滝上部について
滝の左壁より1名よじ登り、上部の調査をする。平坦で滝に落ちる河川は、長靴での渡渉可能。流れの障害となる
ものがないかを確かめる。結果、河川に横たわる倒木が2本ある。また滝上部の樹が根元1メートルほどの所から
折れ、残った部分がまだついている。先端5メートルほどが滝壺側に垂れかかっている。
4 3に対する提言
①について
ア パイプではなく、木柱による補強をしたい。ペンキ塗り補修をしたい。
イ 板による補修をする。
②について
上部より確認できた。方策は④に記す。
③について
裏見部分に残る祠など散乱しているものの片づけや修理をする。(1回目より良く確認できた。)
④について
上部へは、鹿鳴の滝方面への小路を利用して登れることを確認。見学路の確保のため、笹刈りをし導きロープ
を張る。河川に横たわる倒木は玉切り、折れかかっている樹は根元部分を残し、切り離し、滝下に落す。
その他、周辺部の不安定な樹を身体確保しながらの除去作業が可能と思われる。
滝上部へ右壁突き出し部分の小灌木を除去すれば、上部よりの展望が可能となりそう。
5 その他の提言
①植性保護の視点から
トイレより稲荷までの階段状路わきには、ヒトリシズカ、滝壺周辺にはキバナノコマノツメが自生しているため、
草刈りの際は、保護のために留意する必要がある。また、見学者にも注意を促すよう方策を考える。
②冬季見学のための準備として
トイレから稲荷までの間の冬季上り用路の確保のため、整備時に草刈りをし、視認できるようにする。
③周辺の木々の名称がわかる木札の製作と設置(わくわく自然教室の活動として取り組む。)(1回目にも提言)
④作業の安全性と効率のため 25mと10mのロープを用意する。
⑤鹿鳴の滝にも行ったが、手前大岩の上の小灌木を除去すると、滝をバックにした記念写真が撮れる。
6 活動財源については、町よりの依頼業務の可能性あり。
長期的には、ふるさと納税の利用や見学者への環境保全協力金の要求も考えられる。(1回目にも提言)
7 今後の予定
・町に報告提言し、業務委託に則った方針で活動したい。
・活動内容は、1日目に滝上部およびトイレから稲荷までの作業、2日目に滝壺周辺の作業とする。
・活動日は、6月16日~22日のうちの2日間を予定。今後、他のジオサイト地点の作業日程と調整する。
上3枚 at 滝 photo by tanimoto
下2枚 at 滝の上 photo by yagi