平成29年5月15日
赤石山あじさいの滝 踏査報告
えんがぁるジオ倶楽部
1 実施日時 平成29年5月14日(日)
天候 晴れ
2 参加者 NPO法人えんがぁるジオ倶楽部 賛助会員 3名
理事 2名
計5名
3 報告内容
①踏査ルート
八号沢林道ゲートより3㎞地点から徒歩にて赤石山林道を上り、赤石山西、東アトリエを経由、尾根伝いにあじさいの滝方面へ下る。滝確認後林道へ下る。(資料①)
②道路補修開始(09:20発)
踏査時点ではゲート3㎞地点で、右岸が20mほどえぐられ、土木業者が修復作業に取り掛かり始めていた。(資料②)
③流紋沢入口ゲート先
八号沢川を渡る橋は、手前で根元の土台が、人ひとりが通れる程度残っている。(資料③)
④流紋沢沿い、小沢の氾濫
流紋沢に流れ落ちる小沢の配水管が暴露され、2か所で道路が分断されている。その他路肩崩落が数か所。(資料④)
⑤クマの存在認知
沢沿いの樹木に、クマの爪痕らしきものあり、さらに沢から尾根へのつづら折りにて、クマのフンが道路中央にあり。中に種らしきものが混ざっていた。(資料⑤)
⑥残雪
八号沢露頭手前から、残雪あり。その上を歩く。(資料⑥)
⑦崩落
右からの小沢が林道を分断している模様であるが、雪が被っているおかげで通過できた。(資料⑦)
⑧残雪その2
残雪は、あじさい方面へ下りきるまであった。(資料⑧)
(12:40-13:10昼食)
⑨1:25000地形図に残る作業道は、上部平坦地にあるが、積雪のため位置情報と尾根筋の観察で判断し、あじさいの滝方面へ下る。(資料⑨)
⑩雪が残る急斜面を南にトラバースぎみに下り、作業道と思われる地点にたどり着く。(14:40)(資料⑩)
⑪IK露頭の分岐表示を確認し、あじさいの滝に向かう。一部雪が残るものの、防護柵の頭が確認できた。
⑫あじさいの滝の状況を確認、大きな崩落はない。
⑬滝から林道への木製階段路は、一部不安定だった。
⑭滝中段部の大看板は外されていた。
⑮林道に下りた地点では、滝の流れを沢の下流部に見るが、滝が沢に落ちきった先の林道には、高さ1m以上、奥行き10m以上の雪が残る。法面の残雪雪崩かと思われる。(15:15)(資料⑪)(迎えの車両は、この前まで来てくれていた。また、車が通れるよう、4日前に岩を取り除き、除雪をしている。)
4 3に対する提言
①②八号沢林道のえぐられた部分は、修復が進められそうである。
③④下流部分から順に修復していく必要がある。
⑤協力団体からの情報では、2頭の存在が確認されているとのこと。入林時には、対策を心がけておく必要がある。
⑥⑧雪解けを待つ。
⑦雪解け後に、状況を確認。
⑨⑩下り口方面をテープでマークしてきたが、その後のルートについては、雪解け後に、状況を確認したい。
⑪表示板からの距離や所要時間の情報を記載しておきたい。(林道からあじさいの滝へも同様)
⑫滝の向こう側には徒歩で渡れるが、渡るための木が流されているようで、元に戻しておきたい。
⑬修理箇所を確認し、適切に対処したい。
⑭今後の方針に従う。
⑮必要に応じて、積極的な除雪をすることができる。ただしそこまでの林道で4日前に比べ、すでに一部小崩落していたため、除雪時に留意しておきたい。
5 その他の提言
①豊かな自然の営みをツアーに組み込む。
露頭やアトリエへの移動の一部を徒歩にし、環境に適応した動植物の実態を知ってもらうトータルなツアープログラムが構成できそう。ルートとしては、あじさいの滝への下山とか、流紋沢沿いの自然観察などが考えられる。
6 財源
ジオパーク推進協議会の委嘱事業として取り組める。
7 今後の予定
刈払いの実施予定日については7月中旬から8月下旬の間を予定
8 資料
1 写真映像(後掲 資料①~⑩)
2 あじさいの滝LOG 北緯 43度56分20秒
東経 143度9分49秒
資料②-1
資料②-2
資料③-1
資料③-2
資料④-1
資料④-2
資料④-3
資料④―4
資料⑤-1
資料⑤-2
資料⑥
資料⑦
資料⑧
資料⑨
資料⑩